マンションの不動産登記簿の表示内容

• マンションにおける不動産登記簿には、まず表題部に「一棟の建物の表示」があり、次に「専有部分の建物の表示」が記載されます。「一棟の建物の表示」では建物全体についての概要を明らかにします。項目としては「所在」「建物の名称」「構造、床面積、原因およびその日付、登記の日付」「敷地権の目的たる土地の表示」があります。
  詳しく項目を見ていくと、「所在」とは他の建物と同じく建物のある敷地の地番を記載します。「建物の名称」は「一棟の建物の表示」および「専有部分の建物の表示」の二つに記載欄がありますが、「一棟の建物の表示」項目ではマンションやビルなどの全体の名称を記載し、「専有部分の建物の表示」では部屋番号を記載します。「構造、床面積、原因及びその日付、登記の日付」は通常の建物についての登記と同じ内容となっています。「敷地権の目的たる土地の表示」では、敷地権の目的たる土地を表示します。
  「専有部分の建物の表示」では、所在の欄はなく「一棟の建物の表示」の内容と同じとして扱われます。「専有部分の建物の表示」にある項目としては「家屋番号」「建物の名称」「種類・構造」などがあります。
  専有部分の建物の表示では、表題部冒頭にはなかった「家屋番号」が割り振られます。家屋番号は個々の部屋に個別に割り振られますが、番号の付け方としては枝番として区別されるようになります。「種類・構造等」については通常の建物と同じく記載がされますが屋根に関する表示が省略されます。

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